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2011冬 香港の旅③~ミシュラン1つ星 添好運

2011/02/11
◆1月29日(土)◆の続きその2。(長いです!)
さて、一息ついたところで、両替に行きますかね。
いつものとおり、重慶大厦へ向かいます。

おお、意外と香港寒い
前回2月に来た時は日中24℃もあって、ダウンなんていらないかと思ってたけどとんでもない。
例年、香港は旧正月前には冷え込むんだそうです。
特に今年は、わたしたちが行く前から5℃位まで下がったりして、ずいぶん寒かった模様。
で、旧正月終わった今は20℃超えてるみたい。口惜しや…。
日中15℃を下回ると「寒冷」注意報が出る香港。さすがの亜熱帯っぷり。

重慶大厦
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この雰囲気、香港らしくて好き。
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なんかもう、重慶大厦も魔窟じゃないですねー。
ちょっと前に巨大なモニターが貼りついて一日中CM流してるし、激安コスメショップの沙沙ができたりしちゃって、すっかり怖さも減りました。
両替は、いつものパシフィック・エクスチェンジがお休みだったので、ガイドブックおススメのCity Foreign Exchangeさんに行ってみました。
1万円=930ドル。
ツアーの現地係員さん(900ドル)よりはいいレートでした。

両替ついでに沙沙へ行ってみると、もんのすごく混んでるー!
みんな旧正月用のお土産を買うのか、買う量もハンパないです。一応お目当ての化粧品を見たものの、とりあえずは価格確認で退散。

さ、夕食前に、海天堂にて亀ゼリー(50ドル)をいただきまーす。
2011hkg21.jpg
寒いので熱々をもらいました。
ホント熱くて、舌ヤケドしそうになりますが。
あっつあつのゼリーに、きびシロップをかけていただきまーす。
くー、効く~。あったまる~
ここはいつ来ても変わらないな~。
値段もお店の雰囲気も、全然変わんないな。嬉しいな~。

亀ゼリー充填後は、尖沙咀に新たにできたファッションビル、K-11を覗いてみました。
あまり広くはないビルですが、ちょこちょこいろんなお店が入ってました。
地下は食品フロア。
結局ここに引きつけられる我々でございます。
大阪のエーワンベーカリーさんが出店してるLa Creationで明日の朝用のパンを購入。
けっこうずっしりめのブルーベリーデニッシュが、たったの10ドルでっせ!
日持ちするものなら、大量買いして持って帰りたいところ。ああ。

そして同じフロアにあった、ワトソンズにてニベアのボディミルク購入。
日本のニベアはちっさくて600円くらいしますが、こちらで買うと倍ぐらいのサイズで650円ほど。
海外だと、ニベアもジョンソン&ジョンソンもヴァセリンもでかくて安いんですよね。
ねもは常に海外で買うことにしておりまする。重いんですけどね。

さあ、今日の夕食はどうしよう。
予定では土鍋ご飯なのだけど、明日の参考に今話題のミシュラン1つ星添好運さんの様子を窺ってみましょうかね。
ということで、地下鉄で油麻地駅に向かい、A2出口を出て佐敦道を北に進み、登打士街に折れました。
街邊小食(スナックスタンドみたいなもの)がぎっしり並んでる登打士街は、若い人たちで大混雑。
魚のすり身団子を揚げてる店やら、焼き餅屋さん、フライドポテトやらフローズンヨーグルトやら、注文でも混んでるというのに、買った客がその場で食べてるからとにかくカオス!
なかなか前に進めません!
でも楽しそう。みんなおいしそうに食べてるなー。
ジャンクでおいしそうな香りが充満してます。
ちょっと食べてみたいけど、夕食に響くのでぐっと我慢し、とにかく人をかき分けて進みます。
お店のある廣華街に近づくにつれ、微妙な雰囲気になってきました。
モデルガンや迷彩服や戦車や、なんかそーいうミリタリーな店がちらほらと。ショーウィンドウを熱心に見つめている香港のミリタリーおたくが。
そんな通りの一角で、明らかに違う人種の人たちが並んでるのが添好運さんです!
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ちなみに、お隣もミリタリーなお店でした

お店はガラス張りで、中を覗いてみると20席ほど。
ガラス張りですが、色薄めのスモークガラスで、さらにぺたぺたと雑誌の紹介記事やらメニューの写真をパウチしたものが貼られているので、丸見えと言う感じではありません。
その場で並んでるお客さんは5~6組くらいでしたが、お店の前に出てるウェイティングリストを見ると、かなりの番号が並んでる状態。
うー、どうしようか。
ちょっと待ってたら、怖そうなマダムが出てきて、さくさくと人を捌き始めます。
広東語なのでよく分からないけど、お客さんに順番をふってるようです。
お店の入口には、「今○○番まで呼んでます」の紙も貼ってあります(あんまし更新してないけど)。
様子見をして帰るはずが、順番をもらっちゃったので待つことにしました。
ねもたちは290番。
てことは、今日1日で290組以上のお客を入れるってことですかね。ひー、すごい~。
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290番でお二人様ってことでしょうね。
この紙は注文票になっていて、待ってる間にチェックできるよう鉛筆も用意されてます。
(ほとんど芯が折れてたりするんですがね。笑)
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こんな風に数字を入れていけば良いかと。
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英語も併記されてるので、どういうものかはなんとなく想像できるかも。
お店の外にも、いくつかのお料理の写真が貼り出されてるので、参考にしつつ悩むことができますよ。
点心専門店なので、ここは10時半の開店から22時の閉店まで、点心を1日中食べられます。
専門店にしてはそれほど種類がないのかもしれませんが、ベーシックなものはだいたい押さえているようです。
ねもたちは、8品を厳選。
選び終えると、今度は何もすることがありませぬ。
結局1時間半くらい並びましたかねー。
あと1組が長かった…寒かったし。
ここは順番を取ったら、その辺でぷらぷらショッピングでもして、頃合いを見計らって戻ってくるのがいいのかも。

ようやく順番を呼ばれて中に入ります。
特にこれといった装飾もない店内ですが、まだ新しいのでキレイです。
ねもたちは厨房の横の二人席をゲットできました。
通路に席をつくっただけ、のようですが、お隣を気にせず、厨房の様子も見学できるのでいい席です。
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人がいなくなったのを見計らって、激写
席に着くと、ランチョンマット代わりの紙と、レンゲと小鉢をくれます。
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すぐに伝票が通され、お茶を注ぎに来てくれます。
注文したのは、
晶宝鮮蝦餃(蒸しエビ餃子)、鮮蝦焼賣皇(豚肉とエビのシュウマイ)、竹報平安(野菜の蒸し餃子)、酥皮〔火へんに局〕叉焼包(チャーシューパン)、煎蝋味羅白糕(大根餅)、雑菌牛肉春巻(キノコ入りの肉春巻)、白灼青油菜(青菜炒め)、蜜味叉焼腸(叉焼入り腸粉)の8品。
残念ながら油菜は売り切れとのことで、7品の注文となりました。
厨房はフル回転。
どんどん作って、どんどん運んできます。

最初に来たのが、お店のご自慢、叉焼パン。
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頭がメロンパンみたいなクッキー地になってます。
これが甘しょっぱくて、おいしー!
皮はほろほろ、中の叉焼は甘さといい濃さといいジューシーさといい量といい、絶妙です。
あああああ、うまいー。
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我々の大好物、腸粉。
皮はひたすらちゅるんとしてます。このちゅるっとしたとこが、腸粉のおいしさのひとつ。
好き嫌いはあるかもですが、ねもたちは大好き。
中に入ってる香菜の量が、肉とのバランスが超絶妙で、香菜嫌いな人でも「お、おいしいのかもしれない」と思ってしまうのでは。
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竹報平安。さくさくのユリ根とか筍とか(たぶん)精進料理系の蒸し餃子。
水晶のような透明な皮が美しい。
そして味は絶品。
きちんと味がついていて、さくさくで、皮はもちもちで、美味です。
これ、マチルダがハマってました。
この後行った映月楼でも注文してましたもん。
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エビ餃子は言わずもがなのぷりぷりエビぎっしり。
皮はうすくて、つるっとしていて歯ごたえもねも好み。
エビ餃子って香港のどこのお店でも食べられるんですけど、ちょっとエビに臭みがあったりすることもあるんですよね。ここはそんなこと、全くございません。
こういう基本的なものがうまいのは、素晴らしいことだよ…。
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大根餅です。
はー、大根だー!
口に入れた瞬間の味は、鬼おろしな大根なんですよ。ほんのわずか辛みがあって、さくさくの。
でも餅なんすよ。ほわほわの。
そして表面がカリッとしてるんですってば。
干しエビとしいたけとごま油と(たぶん)、とにかくそんなような旨味の固まりなんですー!
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小さめの春巻きは、あちちちっとヤケドしそうなほど熱々です。
中の餡も、しっかり味はついてるけど、濃すぎず、もう何本でも食べられるよ~。
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肉シュウマイ。見た目普通ですが、肉がぷりっぷりでぎゅうううぅっと味が凝縮していて、ひと口齧ると、じゅわーっと染み出してくるんですよ!旨みという旨みが!
皮も素晴らしくて、ちょい歯ごたえがあってねもこれ大好きです

さすがというべきか、全体に上品さを含んだ味付けです。
3つ星レストランの上品さがにじみ出ちゃってます。
なのに、これだけ頼んで109ドルという破格値
お茶代込みで、ひとり600円ちょっとですよ!あり得ません!
そりゃ並ぶよ。並んででも食べるよ…。
ミシュランも、ダテに星つけてるわけじゃないんだな。いやはや参りました。
寒くても我慢して並んで良かった。
絶対に絶対に絶対にまた来ようっと。

大大大満足で、近くのスーパーウェルカムに突入。
ねもはずっと欲しかった片糖(板状のきび糖。煮物とかアジアンスウィーツに最適らしい)、XO醤、お茶などを購入。
明日の朝用の牛乳(カオルーンデイリー)とヨーグルトもゲット。

上機嫌で帰る筈が、ここを無視できません。
義順さんです。
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本当は松記糖水に行くはずだったんですが、さすがにあそこのてんこ盛りスウィーツは無理との判断です(本当かよ。)
今日は寒いので、ショウガ入り牛乳プリン(温)をオーダー。
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あああー、熱くて甘くてうめー
いつの間にか23ドルになってるけど、やっぱ義順はうめー。

さんざん食べて、上機嫌でバスに乗ってホテルに帰りました。
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バス大好き。快適だもん。

あ~、初日から大当たりだったなー。


…よく考えてみると、本当に添好運はホンコン的物価から考えても安いですね。
だって牛乳プリンが一個23ドルですからね…。
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16:59 2011冬 香港***カオルーンホテル | コメント(2) | トラックバック(0)
コメント
No title
うわーん、nemoさん、本当美味しそう。ここ行きたい、すごく行きたい。そしてまたnemoさんのまねしてはしごしてしょうが入りプリンも食べたい!でも並ぶのはつらいし、悩むー。
Re: おいしいですよ~。
ももこさん、添好運さんはホント美味しかったです。超オススメです。
「所詮ミシュラン、外国人向けだよ」という人もいますが、美味しければなんでもいいですよね!
こんなに人気なので、そのうち移転してお店を大きくしたりするかもですね。
最近、もうちょっと下町の奥の方にも支店を出したそうですが、やっぱり本店には負けるみたいです。
お店大きくして味が落ちたりするのは困るので、今のまま変わらずにやっていって欲しい気持ちもあるんですよね…長蛇の列はつらいけど。

義順のしょうが入りプリンは、しょうが好きには堪りませんよおe-415
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もういっそ、ももこさんをご案内したいくらいですe-2

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